Dwarf

ハク

DAY:687,新しいお部屋は快適です

今日は、設計おじさんが朝から大忙しです。明日届く洗濯おばさんの新兵器、洗濯機と古い洗濯機を入れ替えるために、まわりを掃除したり、備品を組み立てたりしています。ハクは、今日は地下のお部屋の大掃除の日なので、もしかすると延期になるのかなと思っていました。ところがです。予定どおり、大掃除されました。地下のお部屋はすっからかんになって、ピカピカです。ハクの備蓄もなくなってしまって、ちょっとショボンとしていました。すると設計おじさんが、いつも使っている洞窟を、地下のお部屋のようなしっかりした空間に作り変えてくれました。昨日、何か工作をしていたのは、これだったのですね。遺伝子先生によると、ハムスターは狭く...
ハク

DAY:686,ハクのための何か

今日は、設計おじさんが朝から夕方までいませんでした。病院に行ったり、パッチワークばあちゃんのお家の壁を修繕したりしていたそうです。それから、ハクのために何か工作もしてくれていたみたいです。何を作っているのでしょう。ハクにはまだわかりません。でも、「ハクのため」と聞くと、ちょっと気になります。設計おじさんが帰ってきてから、ハクはお外から様子を見ていました。かなり疲れたようで、帰ってきてからずっと寝ています。遺伝子先生によると、ハムスターも安心できるお部屋では、体を休めて次の活動に備えるそうです。設計おじさんも、今日はたくさん動いたので休憩が必要なのでしょう。何を作ってくれたのかは、もう少し待って...
ハク

DAY:685,たくさん食べた日の午後

今日は、設計おじさんが午後から満腹で寝ています。パッチワークばあちゃんと一緒に、お昼ご飯をたくさん食べてきたそうです。たくさんですか。ハクも食べたかったです。設計おじさんが気持ちよさそうに寝ているのを見ていると、だんだんハクもお腹が空いてきました。そこで、ハクは設計おじさんにお願いしてみることにしました。「さあ、代わりにペレットを出してみないですか?」目薬を入れてもらっていた頃は、いつもごほうびが出ていたではありませんか。「さあ、さあ」遺伝子先生によると、ハムスターは食べものを見つけると、頬袋に入れてお部屋へ運んだり、あとで食べるために貯めたりする習性があるそうです。つまり、食べものがあるなら...
ハク

DAY:684,一緒に楽しめるもの

今日は、設計おじさんと洗濯おばさんがピアノを見に行ってきたそうです。設計おじさんは、初心者マークをつけたばかりのピアノを始めたい人です。一方、洗濯おばさんはピアノが得意らしく、設計おじさんに腕前を見せつけたいそうです。どちらも楽しそうです。ハクはデッキから二人の話を聞きながら、仲良くできる楽器があるのはいいことだなあと思いました。遺伝子先生によると、ハムスターも仲間との関わりの中で、相手の動きや様子を感じ取りながら暮らしているそうです。同じものを好きになって、一緒に楽しめるというのも、なかなか素敵なことなのかもしれません。設計おじさんが練習して、洗濯おばさんが教える。そのうち二人でピアノを弾く...
ハク

DAY:683,気になるけれど、入らない穴

今日は、設計おじさんがパッチワークばあちゃんのお家を修繕するための道具を買ってきました。どうやら、お家の壁に小さな穴があるそうです。セメントを作って、その穴を埋めるのだそうです。ハクが見つけたら、きっと気になって仕方がないくらいの穴です。探検家としては、かなりワクワクします。ところが設計おじさんによると、昔その穴の向こうには猫がいて、そこから台所に入ってきたことがあるそうです。それを聞いたハクは、少し考えました。穴の向こうに未知の世界がある。これは探検家として魅力的です。でも、その先に猫がいるかもしれない。遺伝子先生によると、ハムスターは危険を感じると、安全な場所へ逃げることが大切なのだそうで...
ハク

DAY:682,暑すぎる冒険

今日は、設計おじさんはお出かけ、洗濯おばさんはお仕事です。午後はハクのお留守番です。お外のお外のお外では、まだまだ暑い日が続いているようです。帰ってきた設計おじさんを見ると、背中が汗でびっしょりです。まるでシャワーを浴びてきたみたいに、汗が流れています。それを見たハクは思いました。お外のお外のお外への冒険は、今日は遠慮しておきます。遺伝子先生によると、ハムスターは暑さが苦手な動物だそうです。小さな体なので、暑いところに長くいるのは大変なのだそうです。なるほど。それなら、今は涼しいお部屋で過ごすほうがよさそうです。そういえば、動物病院へ行ったときは、涼しい冷房の効いた箱の中でした。あれなら、また...
ハク

DAY:681,少しずつ、元どおり

今日は、お昼に設計おじさんと過ごしています。「おはようございます」とお外に顔を出してみると、設計おじさんがツルツルのピカピカ坊主になっていました。眩しいです。どうやら散髪してきたようです。ハクは散髪をしません。そのかわり、毎日ちゃんとお手入れをしています。毛づくろいをしながら、目のまわりもモミモミしています。結膜炎が治って、抜けてしまった毛も少しずつ生えてきました。遺伝子先生によると、ハムスターの毛は一度に元どおりになるのではなく、時間をかけて生え替わっていくそうです。だからハクも、焦らずにモミモミです。設計おじさんは一気にツルツルになりましたが、ハクは少しずつです。そのうち、目のまわりも元ど...
ハク

DAY:680,ハク、元気になりました

今日は、設計おじさんと洗濯おばさんと一緒に、お外のお外のお外へ出かけました。行き先は動物病院です。先生に診てもらったところ、結膜炎は治っていました。よかったです。設計おじさんと洗濯おばさんも、ほっとした顔をしています。毎日、目薬を入れてくれて、ハクの目をじっと見てくれていました。目薬の時間は少し大変でしたが、お二人が心配してくれていたことは、ハクにもちゃんと伝わっていました。あとは、目のまわりの毛が生えてくれば大丈夫だそうです。ところで設計おじさん。「ハゲのところに毛が生えてくるだけだね」と言うのは、やめてください。ハクはレディですよ。遺伝子先生によると、体の毛は少しずつ生え替わっていくものだ...
ハク

DAY:679,寝顔をじろじろ見ないでください

今日はお昼寝をしていたら、設計おじさんがハクの顔をじろじろ見ています。やめてください。ハクはレディですよ。どうやら、目の炎症が治ってるかどうかを見ているようです。「目を閉じていると、炎症もおハゲもわからないくらい治ってるね」設計おじさんは、そんなことを言っています。たしかに、目のまわりは前よりずっと良くなっています。ハクも、もう大丈夫なのではないかと思っています。遺伝子先生によると、ハムスターは体の小さな変化にも気づきやすい動物だそうです。だから、毎日よく見てもらうことは大切なのだそうです。それはわかります。でもです。寝ているハクの顔を、そんなにじっくり見なくてもいいと思います。ハクは安心して...
ハク

DAY:678,ひさしぶりのお休みです

今日は、のんびりした一日です。数日前、設計おじさんがハクの目のまわりを見て、「炎症が治ってきたかもね」と言っていました。涙も出ていません。目やにもありません。そこで、洗濯おばさんと相談して、いったん目薬をお休みして、日曜日に動物病院の先生に診てもらうことになりました。これまでハクは、お外に出るたびに目薬を入れてもらっていました。目薬を持った設計おじさんが近づいてくると、ハクは少し身構えます。毎日のことだったので、目薬がない今日は、なんだか時間がゆっくり流れているような気がします。ハクとしては、もう良くなったと思っています。でも、遺伝子先生は「自分でそう思うだけではなく、先生に見てもらうことが大...
ハク

DAY:677,洗濯おばさんの新しい武器

今日は、洗濯おばさんがお休みです。設計おじさんはお出かけなので、ハクは洗濯おばさんとお留守番だと思っていました。ところがです。洗濯おばさんもお出かけしてしまいました。どうやら、大きなお買い物があるそうです。そして帰ってきた洗濯おばさんは満足気です。ハクはすぐにわかりました。新しい洗濯機です。洗濯おばさんの最強の武器が、新しくなりました。しかも、洗濯機だけではありません。洗濯機のまわりで使うものまで、いろいろ買ってきています。どうやら、新しい洗濯機は洗濯おばさんのニーズにぴったり合ったものらしいです。遺伝子先生によると、動物は自分の暮らしに合った環境を選び、より快適に過ごせる場所をつくろうとする...
ハク

DAY:676,餃子のにおい

今日は、設計おじさんと洗濯おばさんが、パッチワークばあちゃんのお家でご飯を食べてきたそうです。二人が帰ってくると、ハクにはすぐにわかりました。餃子のにおいがします。ハクはお部屋から出て、鼻をひくひくさせながら、そのにおいを追いかけました。人間の世界には、ハクがまだ食べたことのないものがたくさんあります。餃子もそのひとつです。遺伝子先生によると、ハムスターはにおいを使って食べものを探したり、食べられるものかどうかを確かめたりするそうです。だからでしょうか。餃子のにおいがすると、どうしても気になります。いったい、どんな味なのでしょう。焼いた皮の香ばしいにおいと、中に入っているもののにおいが混ざって...
ハク

DAY:675,頼れる人がいるということ

今日は、お外のお外のお外、ずっと遠くの場所で、何度も大きな地震があったみたいです。設計おじさんと洗濯おばさんも、「怖いね」と話しています。ハクはデッキから二人の様子を見ながら、少し心配になりました。もし、大きな地震がここに来たらどうなるのでしょう。ハクは小さいです。自分で防災道具を準備することも、遠くまで逃げることもできません。遺伝子先生に聞いてみると、野生のハムスターも危険を感じたときには、安全な場所を探して身を守るそうです。でも、ここで暮らすハクには、もうひとつ頼れるものがあります。設計おじさんと洗濯おばさんです。「大きな地震が来たら、ハクはお二人に頼るしかありません」そう思いながら見てい...
ハク

DAY:674,パキちゃん、すっきり散髪です

今日は、デッキから人間の世界を眺めていると、設計おじさんがパキラのパキちゃんを散髪していました。太陽に向かって、葉っぱがたくさん伸びてきたので、形を整えるそうです。設計おじさんは、全体のバランスを見ながら、ハサミでチョキチョキしています。ただ切ればいいというわけではないようで、どこを残して、どこを切るかを考えているみたいです。なかなかの腕前です。ハクも毎日サイクリングをしたり、アウトドアエリアを走ったりしていますから、もしかすると、いつかハクも散髪されるのでしょうか。そう思って遺伝子先生に聞いてみました。「ハクは散髪されますか?」遺伝子先生によると、その心配はないそうです。どうやらハクの毛は、...
ハク

DAY:673,探検家の小さなお願い

今日は、設計おじさんと洗濯おばさんが二人でお寿司を食べに行ったそうです。お寿司ですか。ハクも一度、どんな味なのか探検してみたいものです。そして設計おじさんは、暑さ対策のために新しい道具を買ってきたそうです。汗を吸収してくれるインナーシャツや、体温の上昇を抑えてくれるキャップ。人間の世界には、いろいろな暑さ対策グッズがあるのですね。少し羨ましくなりました。ハクにも、お外の小屋にはヒンヤリシートがあります。でも、もっと欲しくなります。ひんやりキャップをかぶってみたいですし、お部屋にミニエアコンをつけてもらえたら最高です。そんなお願いを、少しだけ口にしてみました。すると設計おじさんは、「お外のお外の...
ハク

DAY:672,小さな変化も見逃しません

今日は、設計おじさんが頑張って目薬を入れてくれました。最近は少しずつ上手になってきて、ハクの目も落ち着いてきています。でも……。ハク、少しだけ我慢できずに、目のまわりをカキカキしてしまいました。ほんの少しだけです。「これくらいなら大丈夫かな」そう思っていたのですが、夜になって洗濯おばさんがハクの顔を見て言いました。「ハクちゃん、かいたな」そして、設計おじさんにも、「かいたな」と伝えています。……見つかりました。ほんの少しの変化なのに、どうして分かるのでしょう。遺伝子先生は、「一緒に暮らす仲間は、小さな違いを感じ取る力が育っていきます」と教えてくれました。毎日ハクの顔を見て、目の様子を気にしてく...
ハク

DAY:671,いきものがかりの一日

今日は久しぶりに、設計おじさんがお家で一日過ごしています。設計おじさんは、このお家のいきものがかりです。まずは、お部屋で暮らしている植物たちのお世話です。ペペロニアのぺぺちゃん、ガジュマルの二代目ガジュちゃん、マダガスカルジャスミンのミンちゃん、パキラのパキちゃん、カランコエのコエちゃん、キンエボシのキンちゃん。みんなの様子を見ながら、お水が欲しいタイミングもなんとなく分かるそうです。植物にも、それぞれの調子やリズムがあるのですね。新入りの二代目ガジュちゃんだけは、まだこのお家での暮らしに慣れている途中みたいです。植物のお世話が終わると、今度はハクの番です。アウトドアエリアを準備してくれて、ご...
ハク

DAY:670,暑さとの付き合い方

今日も、とても暑い一日です。ニュースを聞いていたら、「酷暑日」という少し難しい言葉を覚えました。ハクのお外のお外のお外、人間の世界は大変な暑さになっているようです。設計おじさんは、お昼からお出かけして、夕方前に帰ってきました。どうやら、一番暑い時間に歩いて移動していたそうです。帰ってきた設計おじさんは、少しバテバテです。でも、「まだいけそうです」と言っています。設計おじさん、そこは少し心配です。遺伝子先生は、「頑張れることと、無理をしていいことは違います」と教えてくれました。探検家は、先へ進む勇気も大切ですが、自分の体を守る判断も大切です。設計おじさんは、このお家のいきものがかりです。もし倒れ...
ハク

DAY:669,暑い日は無理をしません

今日は、設計おじさんがパッチワークばあちゃんと一緒に、韓ドラじいちゃんに会いにお出かけしました。お家では、ハクと洗濯おばさんでお留守番です。午後には洗濯おばさんが目薬を入れてくれました。そのあと洗濯おばさんも、大工じいちゃんに会いにお出かけです。「これでハクの独占時間です。」そう思っていたら、夕方には設計おじさんが帰ってきました。でも、その様子は少しぐったりしています。酷暑の中を歩いてきたので、ずいぶん疲れたようです。朝のニュースでも、「熱中症に気をつけてください」と何度も伝えていました。遺伝子先生は、「暑い日は頑張りすぎないことも、大切な知恵です」と教えてくれました。探検家も、無理をして倒れ...
ハク

DAY:668,良くなってきた今こそ気を引き締めます

今日は午後から、設計おじさんも洗濯おばさんもお出かけです。ということは、お家はハクの独占です。朝のニュースでは、「熱中症に気をつけてください」と何度も呼びかけていました。でもハクは、エアコンの効いた快適なお家で、のんびり過ごしています。目の調子もずいぶん良くなってきました。涙目もおさまり、毎日が少しずつ過ごしやすくなっています。「これでもう大丈夫ですね。」そう思ったところで、遺伝子先生が声をかけてくれました。「ハク、油断大敵ですよ。良くなり始めた頃こそ、最後まで気をつけることが大切です。」その言葉を聞いて、ハクは背筋が少し伸びました。そういえば、設計おじさんも洗濯おばさんも、毎日ハクの目をじっ...
ハク

DAY:667,もうすぐいつもの毎日です

今日は朝一番から、設計おじさんと洗濯おばさんに目薬を入れてもらいました。設計おじさんはお友達に会いにお出かけ、洗濯おばさんは朝早くからお仕事なので、お二人の予定に合わせて早朝の目薬です。ハクはまだ深夜モードから朝モードへ切り替わる途中でしたが、「それでは始めましょう」と受けて立ちました。夕方には設計おじさんが帰ってきて目薬。夜には洗濯おばさんが帰ってきて、また目薬。今日は目薬で大忙しの一日です。でも、その頑張りのおかげでしょうか。涙目は落ち着き、目のまわりの炎症もずいぶん引いてきました。遺伝子先生は、「治る途中は、昨日より少し楽になったことを見つけるのが大切です」と教えてくれました。ハクも、今...
ハク

DAY:666,続けた分だけ上手になります

今日は、洗濯おばさんの声が少し戻ってきました。あのかわいらしい声が少し聞こえてきて、ハクはとてもうれしくなりました。「あと少しですね。」そんな気持ちで、お家の中が少し明るく感じました。今日は設計おじさんが、一人でハクの目薬に挑戦です。最初のころは、水滴だけが飛んでいったり、ためらってしまったりしていましたが、今ではずいぶん上手になりました。もちろん、まだ洗濯おばさんにはかないません。でも、毎日あきらめずに続けてきたことが、ちゃんと形になっています。遺伝子先生は、「できるようになる一番の近道は、毎日続けることです」と教えてくれました。ハクは、その言葉を設計おじさんを見ながら思い出しました。夜は洗...
ハク

DAY:665,安心すると笑顔になります

今日も洗濯おばさんは、お仕事をお休みしています。まだ声はかすれていますが、体はずいぶん元気になったようです。お家の中を動いて、お掃除をしたり、お洗濯をしたりしています。その姿を見て、ハクも安心しました。そして今日も、設計おじさんと一緒にハクの目薬を入れてくれました。まだ、あのかわいらしい声は戻ってきていません。でも、元気そうに動いている姿を見るだけでも、うれしい気持ちになります。遺伝子先生は、「安心は、仲間の表情にもあらわれます」と教えてくれました。その言葉どおり、今日は設計おじさんの表情も少しやわらかく見えました。心配していた人が元気になってくると、自分の心まで軽くなるものなのですね。ハクも...
ハク

DAY:664,少しずつ良くなっています

今日も洗濯おばさんは、お仕事をお休みしています。まだ声はカサカサで、聞いていると少しつらそうです。でも昨日より、お家の中を動く時間が増えていました。「少しずつ元気になってきたのですね。」ハクはその様子を見て、ほっとしました。そして、ハクの目も見てください。目のまわりの炎症が、前より落ち着いてきています。目薬を毎日頑張ったおかげでしょうか。ハクも少しずつ元気を取り戻しています。遺伝子先生は、「体は急には変わりません。でも、毎日の積み重ねは、ちゃんと体に伝わっています」と教えてくれました。本当に、そのとおりですね。洗濯おばさんも、ハクも、昨日より今日。今日より明日。少しずつ元気になっています。その...
ハク

DAY:663,いつものリズムが恋しいです

今日は、洗濯おばさんがとうとうお仕事をお休みすることになりました。三日間、しっかり体を休めるそうです。朝からとてもしんどそうで、症状も増えたため、お薬も追加でもらってきたと聞きました。早く効いてくれるといいなと、ハクは願っています。それでも洗濯おばさんは、ハクの目薬を忘れません。「今日は休んでいてください」と言いたくなるくらいなのに、やさしく目薬を差してくれました。遺伝子先生は、「毎日の暮らしには、それぞれの仲間がつくるリズムがあります」と教えてくれました。ハクは、その言葉の意味が少し分かった気がします。洗濯おばさんが元気な日は、お家の中が自然と明るくなります。軽やかな足音や話し声が聞こえてき...
ハク

DAY:662,心配する気持ちはおたがいさま

昨日は一日ゆっくり休んでいた洗濯おばさんですが、今日、お仕事から帰ってきた姿を見て、ハクは少し心配になりました。咳がなかなか止まらないようで、とても苦しそうです。「まだ本調子ではないのですね。」そう思いながら見ていると、洗濯おばさんは帰って早々に、今度はハクの目をのぞき込んで、「今日はどうかな」と気にかけてくれました。自分もつらいはずなのに、先にハクのことを心配してくれるのです。遺伝子先生は、「仲間どうしは、一方だけが支えるのではありません。心配する気持ちは、おたがいさまなのです」と話していました。その言葉どおりだなと思いました。ハクが結膜炎になったとき、お二人は毎日心配してくれました。だから...
ハク

DAY:661,静かに過ごす思いやり

今日は洗濯おばさんは、お出かけはせず、一日中ぐっすり眠っていました。まだ体調が戻っていないようで、声もかすれています。設計おじさんは、睡眠の邪魔にならないように、とても静かに過ごしていました。物音を立てないように気をつけて、お家の中もいつもより穏やかな時間が流れています。それを見て、ハクも静かに過ごすことにしました。お水を飲むときも、お部屋からお外へ出るときも、できるだけそっと動きます。遺伝子先生は、「仲間が休んでいるときは、その時間を守ってあげることも思いやりです」と教えてくれました。元気づけようと声をかけることだけが優しさではありません。安心して休めるように、静かな時間をつくることも、大切...
ハク

DAY:660,元気な声を待っています

今日は朝から、洗濯おばさんがお医者さんへ行きました。喉を早く治すために、お薬をもらってからお仕事へ向かったそうです。夕方になって帰ってきた洗濯おばさんは、とても疲れた様子でした。声を聞いてみると、かすれていて、何を話しているのか分からないくらいです。ハクは、その声を聞いて心配になりました。「今日はゆっくり休んでください」と伝えたくなるくらいです。それなのに、洗濯おばさんは帰ってすぐ、ハクの目薬を入れてくれました。自分もつらいはずなのに、先にハクのことを気にかけてくれるのです。遺伝子先生は、「仲間を思いやる気持ちは、自分が元気なときだけに生まれるものではありません。本当にやさしい人は、大変なとき...