Day 212,その赤い果実は、夢のかおり

今日のアウトドアエリアには、甘い香りが漂っていました。これは、いちごです。設計おじさんと洗濯おばさんが「おいしいね」と言いながら食べていました。ハクは、鼻をひくひくさせて、その様子を見つめていました。洗濯おばさんは、少しくらいなら……と提案してくれましたが、設計おじさんは首を横にふります。「いちご禁止」、どうやら家のルールのようです。設計おじさんは、糖分や水分の多い果物は、小さな身体への影響が大きかもと思っているようです。糖尿病のリスクへのトラウマがあるようです。でも、ハクの探究心は止まりません。いちご、その未知なる味への道は、まだ遠いのです。