今日は雨が降ったり、風が強くなったり、とても落ち着かない天候です。寒くなったと思ったら、急に空気がぬるくなります。お外の外の世界は、いったいどうなっているのでしょうか。ハクは今日は慎重に過ごしています。デッキへ出て空気を確認し、お部屋へ戻って様子を見る。その繰り返しです。遺伝子先生は、「自然界では、天候が不安定な日は慎重になる生き物が多い」と話していました。風の匂い。空気の重さ。気温の変化。小さな生き物ほど、そういうものを細かく感じ取るそうです。なので今日のハクは、探検家というより観測員に近いです。
そんな中、夕飯はいつもの時間に出てきました。ですが、お二人の様子が少し変です。設計おじさんも洗濯おばさんも、せかせかしています。食器を片づけ、荷物を確認し、なにかを準備しています。しかも今日は、アウトドアエリアが閉まる気配も早いです。これは何かあります。デッキで観察を続けていると、「明日は早起きしないとね」「京都は混むかな」という会話が聞こえてきました。どうやら、お出かけするみたいです。人間世界でいう、ゴールデンウィークというやつでしょうか。毎年この時期になると、人間たちは急に移動を始めます。遠くへ行き、景色を見て、美味しいものを食べて帰ってきます。ドキュメント番組の渡り鳥みたいです。ただ、ハクにはあまり関係ありません。こちらにはこちらの生活があります。お部屋の位置を確認し、食料の備蓄を見直し、静かな時間にサイクリングをする。探検家にも、自分の縄張りのリズムというものがあるのです。とはいえ、京都のお土産には少し興味があります。
