DAY:602,湿度対策会議

今日も、お外の空気はかなりの蒸し蒸しでした。しかも昨日より暑さまで増しています。設計おじさんは朝から何度も温度計を見て、「湿度が下がらない……」とつぶやいていました。除湿も動いているようなのですが、湿気というものは、なかなかしぶとい相手です。ハクはデッキで毛づくろいをしながら様子を見ていましたが、昼ごろになると、ついに設計おじさんが先にダウンしてしまいました。

椅子にもたれたまま、「だめだ……」と言って動きません。ハクは少し心配になりました。ハクは大丈夫です。地下のお部屋は案外落ち着きますし、水もちゃんと飲んでいます。ですが、人間は湿度と気温が重なると急に弱くなることがあるようです。ところが、しばらくすると、設計おじさんが突然むくりと起き上がりました。そして何かを閃いた顔で、インターネットを見始めます。どうやら除湿器を調べているようでした。「部屋干しにも使えて、この広さに合って、電気代も悪くないもの……」と、かなり真剣です。たしかに、ハクも最近は、「除湿、本当に効いていますか?」と思う空気の日があります。
「洗濯おばさんに相談ですね」とハクは思いました。

洗濯おばさんは、洗濯ものと湿気の専門家です。湿度が下がれば、洗濯物の乾きも早くなり、冷房の温度も強くしすぎずに済みます。つまり快適さと節電、両方につながるわけです。人間の暮らしは、空気との交渉でもあるのですね。ハクはひまわりの種を持ちながら、「湿度対策会議には、洗濯おばさんが必要です」と静かに考えていました。