DAY:612,和菓子のゆくえ

今日は設計おじさんが、とある場所の見学会へ出かけていました。たくさん歩いたのかもしれませんし、たくさん考えたのかもしれません。夕方になると、洗濯おばさんがお仕事帰りに和菓子を買って帰ってきました。設計おじさんはお菓子を見た瞬間、とても嬉しそうな顔をしています。どうやら今日は、ちょうどそんな気分だったようです。

ハクはデッキからその様子を観察していました。なるほどです。洗濯おばさんは優しいです。疲れて帰ってくる人のことを考えて、お土産を選んできたのですから。でも、ハクはひとつ気になることがありました。ハクには和菓子はないんですか?箱の中を何度見ても、ハク用の和菓子は見当たりません。設計おじさんは嬉しそう。洗濯おばさんも嬉しそう。そしてハクはニンジンをかじっています。もちろん、ハムスターが和菓子を食べるのはよくありません。それはハクも知っています。それでも少しくらい、「ハクの分はないのですか?」と聞いてみたくなるのです。食べたいというより、仲間に入れてほしい気持ちなのかもしれません。結局、今日もハクはいつものごはんでした。でも、みんなが嬉しそうだったので、それはそれで悪くない一日だったと思います。