今日は、設計おじさんが朝からずっとモニターの前にいます。ストレンジャーシングスという物語に、完全に引き込まれているようです。ハクがデッキに出ても、視線は一度もこちらに来ません。洗濯おばさんの声も、どうやら音としてしか届いていない様子です。遺伝子先生は、人間には「続きが気になる刺激」に弱い性質があると言っていました。物語が未完のままだと脳が落ち着かず、区切りがつくまで行動を止めにくくなるそうです。つまり、ここまで来たら最終話まで行く可能性は高い、ということになります。
ハクから見れば、それは少し危険な兆候です。夜の静けさが遅れ、晩御飯の時間がずれるかもしれません。洗濯おばさん、これは注意が必要です。設計おじさんは今、別の世界に片足を突っ込んでいます。ハクはお部屋に戻りながら、物語の力というものを改めて考えました。人間も、なかなか手強い生き物です。
