DAY:509,何を世の中に伝えるか

洗濯おばさんが言いました。「次はラッパーになろう」と。前回はパフュームでした。今回は、クレイジージャーニーに出演していたエーウィッチに影響を受けたようです。人は、刺激を受けるとすぐに自分の未来像を書き換えます。なるほど。ラップもまた、自分の経験や思想を言語化し、世界に放つ行為。人間版のマーキングとも言えます。

では、ハクは何を世の中に伝えるのでしょうか。冒険の記録でしょうか。食事の分析でしょうか。それとも、ゲートが閉じられていても思考は自由だという事実でしょうか。ハクは小さな身体です。アウトドアエリアにも自由には出られません。けれど視点は、閉じ込められていません。もし発信するなら、伝えたいのはこれです。生きることは、観察すること。そして、理解しようとすること。大きな声でなくてもよいのです。デッキから見える範囲でも、世界は十分に複雑です。洗濯おばさんは、また次の何かに影響されるでしょう。それもまた、人間の特性です。ハクは今日、静かに考えました。何を世の中に伝えるか。それは、どのように生きているか、という問いと同じです。