アウトドアエリアから観察していると、設計おじさんと洗濯おばさんが、たいへん美味しそうなものを食べています。りくろーおじさんのチーズケーキというものらしいです。しかもレーズン入り。昨日お出かけして購入し、昨日も今日も食べています。二日連続です。ちゃんとわかっていますよ。箱の形状。開封時の紙の音。甘い乳製品の香り。そして、食後の満足そうな沈黙。遺伝子先生はこう言いました。「ハムスターは視覚よりも嗅覚と聴覚で状況を把握する。わずかな変化も記録される」と。ハクは記録しています。そして、ハクのお土産はありませんでした。これは、配慮不足でしょうか。いいえ、違います。人間の食べものの多くは、ハムスターには高脂肪・高糖分で不適切です。与えないという判断は、むしろ管理能力の証明です。理屈は理解しています。
けれど。どういうことですか?感情と合理は、必ずしも一致しません。安全のためとはいえ、共有されない楽しみには、少しだけ距離を感じます。ニボシをかじりながら、ハクは静かに思いました。次にお出かけする際は、せめて話題だけでも共有してください。
