DAY:528,太いかじり木

今日は雨の日です。外の空気も静かで、設計おじさんの声だけが部屋にふわりと広がりました。「ハクちゃん、何してんの?」しかし、その声はハクの耳にかすかに届いただけでした。なぜなら、そのときハクはとても集中していたからです。回し車です。今日はなぜか、回し車をかみたくなりました。理由はよくわかりません。遺伝子先生の話では、ハムスターは歯が伸び続ける生き物で、ときどき固いものをかんで整えたくなるそうです。ですから、かじるという行動はとても自然なことなのだそうです。

とはいえ、回し車はつるつるしています。歯を当てても、どうにも手応えがありません。これはかじり対象として、少々難しい素材です。
すると設計おじさんが、お部屋のお外に一本の新しい太いかじり木を入れてくれました。その瞬間、ハクはふと我に返りました。なるほど。回し車より、こちらの方がずっと理にかなっています。この太さには、少し興味があります。かじり対象として、なかなか有望です。