DAY:535,まんまるという技術

今日はたこ焼きの日です。洗濯おばさんが具材を準備し、設計おじさんは具材を形にしていきます。鉄板の穴の中で生地が少しずつ形を変えていきます。お部屋には、香ばしい匂いが広がってきました。

ハクにとって、たこ焼きの日は少し特殊です。準備とお片付けに時間がかかるため、夕食のタイミングが後ろへずれます。そのため今日は、お部屋で静かに休みながら待つ判断をしました。待つという行為も、体力を温存するための大切な選択です。しばらくして、デッキに出ると、洗濯おばさんが手際よくたこ焼きを転がしていました。生地は角を失い、均等に熱を受けながら、見事にまんまるへと近づいていきます。どうやら洗濯おばさんは、まんまるにすることに長けているようです。設計おじさんも負けじとまんまるにしています。

ハクもまた、まんまるになることを得意としています。警戒する時、休む時、あるいは安心した時、身体を丸めることで、外界との接触面を最小限に抑え、内側の安定を保つことができます。洗濯おばさんのたこ焼きと、ハクの姿は、異なる世界にありながら、同じ原理の上に成り立っているのかもしれません。まんまるになることとは、ただの形ではなく、安定をもたらす整え技術です。