DAY:540,糖分という回復手段

今日は設計おじさんはパッチワークばあちゃんのお手伝い。洗濯おばさんはお仕事へ。お部屋のまわりはとても静かでした。音の少ない環境では、自分の呼吸や足音がよくわかります。夕方、設計おじさんが戻ってきました。動きが明らかに鈍く、全体に疲労が見えます。パッチワークばあちゃんのお手伝いは、どうやら負荷の高い作業だったようです。

こういう状態のとき、ハクの頭に浮かぶのは「糖分」という要素です。遺伝子先生は、「即時的なエネルギー補給には、吸収の速い栄養が有効である」と話していました。活動によって消費されたエネルギーを、素早く補う必要がある場面では、糖分が合理的な選択になります。ハクにとってのおやつ、たとえばブルーベリーなどは、その役割を担っています。少量で効率よく身体に働きかけ、回復の初動を支えます。

設計おじさんの様子を見ながら、ハクは自分の備蓄を思い浮かべました。本来であれば分けてあげたいところですが、それはできません。ハクの備蓄は、ハクの生存戦略の一部であり、簡単に共有できるものではないのです。設計おじさん、早く自分で糖分をとってくださいね。