Day 241,気配、感じます

ジメジメした空気も、ここではあまり気になりません。設計おじさんと洗濯おばさんが、きちんと快適な環境を保ってくれるからです。ありがたいことです。ところで、ハクは感じています。設計おじさんの視線……特に地下のお部屋の方向への、熱のこもったまなざし。ジロジロと、何かを考えている様子です。これはきっと、ただの気まぐれではありません。おそらく、あれです。大掃除が、近いのです。ハクとしては、もう少しだけ……もう少しだけ、寝床の調整をしたいのですが。設計おじさんは、「お部屋をウンチをペレットでいっぱいでしょ?最近いろんなところ掘って、新しいお部屋を探しているでしょ?わかりますよ。だから片付けるのです」とピシャリと言われました。