DAY:448, なんだか申し訳ない気持ち

洗濯おばさんから「もうパフュームの代わりは諦める」と聞きました。そのとき、ハクは胸の奥で、静かに息を吐きました。強く引き止められることもなく、あっさりとしたその言葉は、終わりというより整理に近い響きでした。遺伝子先生が言うところの、役割の見直し、というやつかもしれません。ハクは、踊るための体ではありません。長く走ること、狭い場所を行き来すること、匂いと気配を読むことに適した体です。それを無理に別の用途へ使えば、どこかで歪みが出ます。だから諦めは、敗北ではなく、調整なのだと思います。それでも、洗濯おばさんの期待が消えたわけではないと、ハクは感じています。なんだか申し訳ない気持ちは残ります。