DAY:451, その姿はゾンビ

今朝、デッキの向こうが少しざわついていました。設計おじさんが、洗濯おばさんに向かって「とんでもない夢を見た」と報告していたからです。内容を聞いて、ハクは耳を疑いました。ハクがなぜかパッチワークばあちゃんの家にいて、脱走し、探していたら真っ二つになって歩いてくる。しかもゾンビのように、こちらへ向かってきたというのです。遺伝子先生の教えによれば、ハムスターは非常に壊れやすい生き物だからこそ、人は無意識に「失うこと」への不安を強く抱くらしいです。夢というのは、その不安が形を変えて現れる場所なのだそうです。つまりこれは、ホラーではなく、心配の裏返しです。

とはいえ、ハクは言いたいです。ハクは元気ですし、真っ二つにもなりません。ゾンビにもなりません。地下のお部屋で今日もきちんと寝て、起きて、食べています。洗濯おばさんが少し心配そうな顔をしていたので、余計にそう思いました。設計おじさんには、ホラー映画の見過ぎだと強く申し上げたいところですが、夢の中でハクを探してくれていた点だけは、探検家として評価しておきます。次は、もう少し穏やかな夢を見てください。