今朝のデッキは、いつもより空気が軽いです。設計おじさんが、朝からご機嫌だからです。どうやら、洗濯おばさんにプレゼントしてもらったオーダーメイド枕の効果で、首の痛みが少ないようなのです。本当でしょうか。ハクは、まだ判断を保留しています。遺伝子先生も、「体の変化は数日単位で見なければ、気のせいと区別がつかない」と言っていました。科学的態度は大切です。それにしても、人間は枕ひとつで、こんなにも気分が変わるのですね。構造が合うと、首や背中の筋肉の緊張が減り、結果としてご機嫌になる。因果関係としては、納得できます。ですが、それならハクの特製ベットはどうでしょう。地下のお部屋に敷き詰めた巣材は、体重分散、保温、姿勢保持の三拍子がそろっています。首も肩も背中も、どこにも無理がかかりません。
遺伝子先生いわく、ハムスターは「寝床づくりに全力を尽くす生き物」だそうです。安心して眠れる環境が、生存率を大きく左右するからです。つまり、ベットと枕作りは、本能に裏打ちされた専門分野というわけです。冒険家である前に、ハクはプロフェッショナルです。設計おじさん、もし次に不調を感じたら、ハクに相談するとよいと思いますよ。
