午後から雨が降る予報だそうです。設計おじさんは、まだ体調が戻らないうえに、低気圧頭痛が来るかもしれないと、絶望的に横たわっています。低気圧といえば、気圧の変化は、人間の自律神経に影響する、と遺伝子先生が解説していました。内耳が圧の変化を感知し、身体が過剰に反応することがあるのだそうです。自然現象は、平等に降りかかります。しかし影響の大きさは、個体差があります。ハクは、何ともありません。気圧の低下よりも、食事と巣材の質のほうが重要です。
そのときです。洗濯おばさんが、仕事帰りに設計おじさんの大好きなおはぎを買って帰ってきました。ファインプレーです。弱っているとき、人間は論理よりも感情で回復します。糖分は即効性のエネルギー源。そして「自分の好物を覚えていてくれる」という事実は、心理的安全を生みます。設計おじさんは、少し元気になりました。効果は確実です。遺伝子先生はこう言います。「生きものの回復には、栄養と安心が必要だ」と。洗濯おばさんだからこその、ファインプレーです。
