今日はとても暖かい一日です。お外の空気もやわらかく、デッキから眺めていると、季節が少し進んだことがわかります。設計おじさんは、ここ数日よりも体調が良さそうです。横になり、気持ちよさそうに昼寝をしています。ハクも、お部屋で少し昼寝をしました。暖かい日は、どうしても眠くなるものです。
しかし、その穏やかな空気の中で、設計おじさんは突然むくりと起き上がりました。そして、空気清浄機のスイッチを入れました。どうやら花粉が気になるようです。花粉は、設計おじさんにとって年に一度の天敵なのだそうです。目がかゆくなり、くしゃみが出て、集中力も落ちる。小さな粒ですが、人間にとってはなかなか手強い存在のようです。遺伝子先生の教えによると、動物はそれぞれ、自分の環境に応じた「苦手な要因」を持っているのだそうです。気温の変化に弱い者。湿度に影響される者。特定の匂いに敏感な者。生き物は皆、万能ではありません。だからこそ、弱点を理解して備えることが、生き延びる知恵なのだと先生は言います。
設計おじさんの対策は、空気清浄機です。静かな音を立てながら、部屋の空気を少しずつ整えていきます。天敵に対して、正面から戦うのではなく、環境を整えて距離を取る。これはとても賢い方法だと、ハクは思いました。さて、空気も整ったことですし、ハクはかじり木をしてから、もう一度昼寝をすることにします。春の暖かさは、探検家でも抗えないものです。
